国際中医専門員とは?
― Picostyが化粧品設計にこの視点を取り入れる理由 ―
「国際中医専門員」という言葉を聞くと、化粧品とどのような関係があるのか、少し距離を感じる方もいるかもしれません。
Picostyでは、この資格を特別な効能や思想を主張するためのものではなく、化粧品を設計する際の“考え方の一つの枠組み”として捉えています。
本記事では、国際中医専門員とはどのような資格なのか、そしてその視点をPicostyがどのように活かしているのかを、できるだけ分かりやすくお伝えします。
最初に:立場を明確にしておきたいこと
国際中医専門員は、医療資格ではありません
まず前提としてお伝えしたいのは、国際中医専門員は医療行為や治療を目的とする資格ではないという点です。
中医学の理論や歴史的背景、身体や自然をどのように捉えてきたかといった思想体系を体系的に学ぶための資格であり、診断や治療を行うものではありません。
Picostyでは、この点を明確に区別したうえで、あくまで「考え方の参照枠」として位置づけています。
(Picostyが大切にする3つの基準:安全性・品質・表示/規制)
中医学が教えてくれる「全体の見方」
中医学が大切にしてきた「全体を見る」という視点
中医学では、現れた症状や結果だけを見るのではなく、その背景にある状態の変化や全体のバランスに目を向けるという考え方が重視されてきました。
この「部分ではなく全体を見る視点」は、化粧品の処方設計においても示唆を与えてくれます。
たとえば、
- なぜこの成分を選ぶのか
- 処方全体として無理のない構成になっているか
- 一つの特徴だけを過度に強調していないか
こうした問いを整理する際に、思考の軸を整えるための補助線として役立つのです。
「伝統だから良い」に寄りかからない
伝統をそのまま使わない、という選択
Picostyでは、中医学や和漢の理論をそのまま化粧品に当てはめることはしていません。
「伝統的だから良い」
「自然由来だから安全」
そうした単純な図式ではなく、
- 現代の安全性評価
- 化粧品としての品質基準
- 法令や表示ルール
これらを前提にしたうえで、設計思想のヒントとして整理・再解釈するという立場を取っています。
(伝統の文脈を、現代の基準で読み替えるために)
素材を見る目を、もう一段深くする
国際中医薬膳師の知見について
Picostyの創業者は、国際中医専門員に加え、国際中医薬膳師の資格も保有しています。
これは、
- 植物素材がどのように捉えられてきたのか
- なぜ特定の組み合わせが語られてきたのか
といった背景や文脈を理解するための知識です。
効能や作用をそのまま化粧品に転用するものではなく、素材を見る際の視野を広げるための一つの視点として活かしています。
処方設計に落とし込むと、こうなる
Picostyの化粧品設計への活かし方
Picostyでは、中医学や和漢の思想を「自然=良い」「伝統=安全」と短絡的に扱うことはしていません。
- 科学的な評価
- 安全性への配慮
- 現代の化粧品基準
これらと照らし合わせながら、処方設計の考え方を整理するための視点として中医の思想を取り入れています。
その結果、極端に一つの特徴を押し出すのではなく、処方全体のバランスを重視した設計へとつながっています。
伝統と科学の間に、橋を架ける
伝統と科学をつなぐために
Picostyが目指しているのは、伝統か科学か、どちらかに偏ることではありません。
伝統的な知恵を現代の基準で見直し、整理し、化粧品として成立する形へとつなぐこと。
その橋渡し役として、国際中医専門員の知見を位置づけています。
おわりに
おわりに
現在、Picostyでは製品開発の準備を進めています。
完成した製品について語る前に、まずはどのような考え方で設計に向き合っているのかをお伝えしたいと考え、このブログを書きました。
Picostyでは、製品そのものだけでなく、その背景にある思想や設計の姿勢も含めてブランドとして発信していきます。